色々考える事ができた台湾トリップ。
ADVENTURE FESTA 2023では、台湾や他のアジアの作家やアート好きからのサンクラールが作った印刷物（プリズムプリント筆頭に）への反応が嬉しかった。このイベントに参加している作家のアートワークを6色のインキで刷った、ADVENTURE FESTA 2023コラボ号のフリーペーパーの反応も良かった。このフリーペーパー協賛とブース出展のセットで、ある程度の認知や新たな繋がりを作ることができた。これは日本や台湾だけでなく、他の国や、他のイベントでも使え、きっかけ作りとしては有効な方法で、それを継続していくことで、そこにポジションを作ることができると思った。
今回の成果や学び
ユニバコさんから、ヨーロッパで行われる展示会で展示する、ポスターとカードの制作の相談を受けたこと、ケーレーザーからは、会社や商品の説明、デザインチームからは、ホログラムを活用した事例紹介やサンプルを沢山もらい、ホログラムの性質や使い方を学べたこと。また、台湾でサンクラールの技術を広めてもらい、カレンダーの注文を受けたことだ。
台湾のデザイン会社とのディナーでは、ずっと避けていた臭豆腐料理の洗礼を受け、「御社の技術は素晴らしいが、他の技術との差や魅力を端的に伝えられないと難しい」、「台湾の人口の少なさや生活水準からして、御社技術の採用は難しい」と意見をいただいた。
今後、印刷物は間違いなく減少する。
情報を伝える媒体としては、印刷物は高価で、資源も使い、効果も計りにくい。ただ、その分、希少性が上がり、わざわざ印刷する物にはそれ相応の価値が求められると思う。また、アートの世界においてもNFT筆頭にデジタル化が進み、データに高額な金額がつく中で、愛でることができ、触って感じられるアナログな物としての存在も必要とされ、デジタルアートのアウトプットは印刷が担っていくことになるだろう。高額な値がついた、物として存在していないデジタルアートも、物として存在させなくてはいけないシーンや、存在させたいニーズが必ずあり、そんな時にただのデジタル出力で良いはずがないと思う。
そのポジションを、サンクラールが確実に担っていきたい。
世界と仕事をするという目標は、印刷の仕事を受けるという物ではなく、印刷を使って価値を創る仕事だと思う。まだまだ目の前のことに苦労し、会社の業績もまだまだ良くないが、とことん武器を尖らせ、新たな事業部を作り、新たな場所に新たな価値を求めて動き続けたいと思う。
ADVENTURE FESTA 2023
https://www.accupass.com/event/2304121131143779540580